卒論 †
- 卒論の手引きをよく読むこと
- 章立ての基本:目的ー方法ー結果ー考察ー文献ー付録
- 11月下旬に仮提出(提出されたものについてはコメントをつけて返します)を目指して下さい。一度書き上げてから2週間くらい「ねかせる」と良いものになります。
修正したい箇所は無限に出てくるものですし、距離を置くと良く見えるようになります。
実際にはねかせるわけでなく、改訂を繰り返すわけですが。
- 引用文献は20件程度はあることが期待されてます。
- 卒論はメモを寄せ集めたものではないので、箇条書き、体言止めはなし。
- 必ず読み合いっこをして、読める、理解できる卒論にするように心がけること
- コンスタントにbackupできる方法を確保しておくこと。毎年かならずPCが壊れてます。
誰に起こるか分かりません。予防策はなく、結局dataをbackupしていた人だけが救われます。
USBメモリは危険なもので、いきなり前触れもなくデータが飛びます。
CD, DVDなどの消せないものにbackupとってください。CDには追記機能がありますよ。
図表、文献、付録 †
- 図表は必ず本文で触れて下さい。本文に触れていない図表を掲載しないでください。関係ある箇所に括弧書きで加えるだけでも十分です(図1)。みたいに。
- 文献リストには、ページ数(本も引用箇所をページで入れる)を入れて下さい。
- 文献リストにあるものは、本文で触れられている必要があります。引用されていない文献は載せません。載せたら本文中で触れて下さい。
- 付録についても、本文中で触れて下さい。でないと、なぜその付録がついているのか分かりません。単なる水増しではないのだということがわかるように、図表と同じように触れる事。
- これらは、仮提出の後に整備していってもかまいません。
仮提出のときには、これらは細かいので指摘しないことになりそうです。
電子ファイルの作り方 †
- はじめに
卒論関係の電子ファイルについては、忘れないうちに整理してください。
1週間以内がいいと思います。どのファイルに何が入っていたか?
どのフォルダに入っているファイルが、最新版で正しいか?
ファイル名が良い加減なのを一貫したものに付け替えたり、関連のものをフォルダに整理したりしてまとめる作業をしてください。
卒論印刷に使ったファイルだけじゃないのか?と思うと思いますが、
学科が提出を義務づけているのは、卒論で提出したのと同じもののPDFファイルのみですが、研究室には、関連のファイルを全部下さい。
後輩が引き続き研究するためには、卒論だけでは足りないので。
卒論には出ていない、生のデータや途中の個々の分析用ファイル、個々の被験者のグラフや表、SPSSのファイル、被験者の反応の音声ファイルなどなどまとめて、小田まで提出ください。
そのファイルが集まれば、学科への提出用のPDFは、僕がまとめて学科へは提出しておきます。
将来、再分析して学会などで発表したり、あるいは、学術論文として公表することになるかもしれません。
その場合には、連名発表をお願いしたり、あるいは、謝辞でお礼を述べたりすることになると思います。
卒論提出直前の注意 †
印刷エラーが沢山でて混乱しています。最終日まで、同様の混乱がつづくと思います。混乱のために印刷ができない時間がかかるなどの想定しない問題がどんどん重なって行きます。
時間に余裕をもち、場合によっては、完成したと言えない状態でも提出しなければならなくなるかもしれません。ともかく、
- 一刻も早く、「一応完成」状態にたどり着き、
- チェックリストを確認して体裁をととのえ、
- 時間が残れば友人たちに見てもらって修正をかけて、
遅くとも1日前の午前中提出を目標にして、なんとか1日前に提出にこぎつけてください。
1日前の午前中目標でもたいてい午後までかかるでしょう。締切日の提出は、どうしてもだめだった場合の予備日という認識で!
卒論本体データ †
- はじめに
卒論として提出した紙の卒論と基本的に全く同じ体裁のものを下さい。
オリジナルのWordなどのファイルと、PDFにしたファイルの両方を提出ください。
1つにまとまっていない場合は、僕がまとめて1つにしますので、ばらばらでもokです。
自分でやってみたい人は問い合わせください。
卒論として提出したものは、1つのフォルダ "thesis" にまとめ、thesisのフォルダには、どのファイルに卒論のどの部分が入っているのか分かるようにメモしたテキストファイルを、Readme.txt あるいは、index.txt として保存しておいてください。
例)
main.doc 卒論本論部分
contents.doc 卒論目次部分
appendix.doc 付録部分...
# 1つにまとまっていれば不要。
なお、電子データとして提出するものは、提出したものと完全に同じということになっていますので、訂正箇所については、正誤表をつくり、口述試験のときに配布するものと同じものを
電子ファイルでも用意してください。
- 卒論関係ファイル
今後研究を継続したいとか、あるいは、もっと突っ込んで分析したいとかいう場合には、実は卒論本体よりも、ずっと重要なのが、この関係ファイルです。
以下に、まとめかたについて簡単に記します。大事なことは、「全部」残しておいて下さいということです。
全部がないと、結局あとから取り直し、実験のやり直しをしなければならないことになりますが、全部残っていれば、それをしないで済みます。
- method
実験刺激関係のファイル(実験プログラムや刺激データ、刺激印刷用ファイルetc tc)や調査表の電子ファイルなどの方法関係のものは、"method" というフォルダを作ってまとめておいてください。
そのフォルダの中にも、どのファイルに何が入っているのか分かるようにメモしたテキストファイルを、Readme.txt あるいは、index.txt として保存しておいてください。
- result
実験や調査の結果をそのまま入力した生データのファイル(Excel?)や、分析用にまとめなおしたファイル(Excel?)、SPSSにかけたときのデータファイル(Excelか.sav?)や、その分析結果の出力ファイル(.outや.htm)、図に直したときのファイル等々を "result" というフォルダを作ってまとめておいてください。
被験者の反応音声を記録してあるMP3やWAVファイルなどもresult フォルダに入れておいて下さい。数が多い場合には、別途 "MP3"などのフォルダを作ってまとめてください。
resultフォルダの中にも、どのファイルに何が入っているのか分かるようにメモしたテキストファイルを、Readme.txt あるいは、index.txt として保存しておいてください。
- reference
もし、先行研究などについてscanしたり、netからとってきた電子ファイルがあった場合には、"reference" というフォルダを作って入れておいて下さい。
referenceフォルダの中にも、どのファイルに何が入っているのか分かるようにメモしたテキストファイルを、Readme.txt あるいは、index.txt として保存しておいてください。
卒論の文献リストからcopy and pasteで作ると楽でしょう。
- misc
以上の3つのカテゴリに入らない、その他関連するファイルは、"misc"というフォルダを作って入れておいて下さい。
miscフォルダの中にも、どのファイルに何が入っているのか分かるようにメモしたテキストファイルを、Readme.txt あるいは、index.txt として保存しておいてください。
口述試験
口述試験リハーサル
- 1月6日13:00~18:00
- 1月7日13:00~18:00
可能なら2回やった方が良い。
※2010年度の日程です。
口述試験概要
- 1/8(土)~1/10(月)
- 副査は現在4年ゼミ担当の教員+C専攻専任の誰か
- 一人当たりの持ち時間は18分(入れ替え時間込)、グループだと25分(入れ替え時間込)
- だいたい発表時間が6割程度、質疑応答が4割くらい
- 一人だと10分+7分(入れ替え1分)。
- 時間厳守。
- 副査が質問します。時間が余ったら主査も質問できます。
- 成績はこの口述試験の結果が反映されます。
- 論文がやばくても口述で巻き返せますし、逆に論文が良くても口述でこけると成績が下がります。
- 正誤表は当日、副査と主査に渡す。学科に入れる電子ファイルにも正誤表をつけてください。(別ファイルで良い)
プレゼンの方法
- スライド(PowerPoint?、PDF、Keynote)
- PC持ち込み(学科から借りるor自前):入れ替え時間短縮のため、一台のPCに皆のデータを入れるそうです
- 配布資料(スライドのプリントアウト)
プレゼンの基本
- 人間の音声コミュニケーションの伝達速度(400字/分)×10分。
- スライドも基本は1分で1枚。
- スライド=visual。原稿と同じ文章をそのままコピペするのはNG
- グラフや図、プログラム画面、刺激等をvisualで表示して、音声で説明をするのが良い
- タイトル(表紙)1枚は必須。最後にまとめ1枚つけとくと良い。最後は字でまとめる
- 文字はスライド最大7行。箇条書きで。
- 文字のコントラストは大事。フォントはゴシック体で!(明朝体の細とかは絶対だめだからね!by Moss)
- 内容の構成は論文と同じ。
- 10分間で相手に伝わるように論文を作り直す、という気持ちでやりましょう。
- 卒論のダイジェストではなく、プロモーションだと思いましょう。でも予告編みたいなのはなしで。
- 発表原稿は用意した方が良い。でも読み上げないように。
- リハーサルをします!1月6日と7日です。前述のとおり。
- 想定問答をしておきましょう。
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